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森林インストラクターとは


 「森林インストラクター」とは、平成3年度に発足した農林水産大臣・環境大臣登録事業で(平成17年から農林水産大臣・環境大臣登録事業)、(社)全国森林レクリエーション協会が実施する資格試験に合格し登録した者に付与される称号です。  くりんとは、2004年(平成16年)に、森林インストラクターの資格を取得しました。


 外国へ旅行したとき、その国の言葉をいくらか話すことができれば、少しは行動範囲が広がり、時にはその国の友だちもでき、おいしい料理に出会って、掘り出し物のお土産 をゲットすることができるかもしれません。そんな風に思ったことはありませんか。
 外国だけでなく、森にも 森の「言葉」があります。野鳥や動物たちの声のみならず、彼らが残していった糞や足跡、また、木々や草花などの植物、それらの落とした枯葉やどんぐり、さらには、風や雨、川や岩も、それぞれ言葉を発しています。そんな言葉を理解することができたら、どんなに楽しいでしょうか。

 例えばフィールドで、あなたの目に止まった木に、次のようなインタビューをしてみます。
  ○ あなたは何歳?
  ○ いつもその大きさなの?
  ○ どこから来たの?
  ○ この場所どう思う?
  ○ 誰があなたを訪ねてくるの?
  ○ これまでどんな出来事を見てきたの?
  ○ とっておきの話はないの?                        
 さて、いくつ答えが返ってくるでしょうか。インタビューする側に力がないと、その木が返事を発していても、なかなか解せません。 そんな森の「言葉」を通訳できるのが森林インストラクターです。

 私は、外国語を習得するための駅前留学より、森林インストラクターの資格試験のための勉強を選びました。経験的に身につけてきたつもりの山の雑学について、 学術的な勉強もしたいと思ったからです。かつての受験勉強を思い起こすかのように、テキストを取り寄せ休日返上で机に向かいました。幸い約2ヶ月間の集中勉強で、1次・2次と試験をパスすることができました。
 しかし、森林インストラクターの称号を得たからといって、私自身、先のパンフレットにあるバードウォッチングやきのこ狩り、炭焼きなどが、 得意になったわけではありません。 森の「言葉」を解する勉強は、机の上ではなく、フィールドに出てこそ身につくものなのです。ペーパードライバーからA級の森林インストラクターを目指して、これからが 本当のスタートです。 映画『もののけ姫』に登場する“こだま”と話す日を夢見て。

くりんとの活動情報

くりんとは、現在、環境省大台ケ原地区パークボランティアの会に所属し、自然観察ガイドなどの活動を行っています。

【大台ヶ原自然観察ハイキング】
 ○開催日時 :毎年、5月〜10月の間、月1回東大台を案内しています。日時は、近畿地方環境事務所">近畿地方環境事務所HPをご覧下さい。
   ○講師 :大台ヶ原パークボランティア
 ○対象 :一般(小学生の参加は保護者同伴とします。) 先着20名程度
 ○参加費 :100円  ※保険料
 ○集合場所 :大台ヶ原ビジターセンター前
 ○申込先 :近畿地方環境事務所吉野自然保護官事務所
      TEL:0746-34-2202 受付時間:9:00〜17:00(平日)

くりんとへの依頼

くりんと

 森林浴やハイキングで森の中を歩くとき、森林のしくみや人との係わり、四季折々に美しい花を咲かせる植物やきれいな鳴声の野鳥の名前、生態などについて、詳しく説明してくれる人がいたら、その楽しさはさらに増すことでしょう。森林インストラクターは、森林においての“もの”知りであり、森林を訪れる人々と森林とのコーディネイト役です。  森や山に行く目的はさまざまですが、次のような場合はご相談ください。森林インストラクターの豊かな知識と経験で、より安全で楽しい有意義な時間をもつことができます。

 ○自然観察ガイド ○バードウォッチング ○ネイチャークラフト ○登山・ハイキング
 ○林間学校講師 ○キャンプ指導 ○自然教室講師 ○ネイチャーゲーム

 森林インストラクターへのご依頼は、全国森林インストラクター会あるいは地方森林インストラクター会へご相談ください。また、都道府県などの農林担当部署には、「森林インストラクター登録者名簿」が用意されています。
 くりんと(東林 正弘/ひがしばやし まさひろ)は、現在、「奈良森林インストラクター会」に所属していますが、直接お問い合わせしていただいても結構です。

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