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万 葉 歌 |
歌 碑 |
巻1-55 |
あさもよし 紀伊人羨しも 真土山 行き来と見らむ 紀伊人羨しも |
@ H
K |
巻3-298 |
真土山 夕越え行きて 廬前の 角太川原に ひとりかも寝む |
G |
巻4-543 |
神亀元年甲子の冬の十月に、紀伊の国に幸す時に、従駕の人に贈らむために娘子に誂へらえて作る歌
大君の 行幸のまにま もののふの 八十伴の男と 出で行きし 愛し夫は 天飛ぶや 軽の路より 玉たすき 畝傍を見つつ あさもよし 紀伊道に入り立ち 真土山 越ゆらむ君は 黄葉の 散り飛ぶ見つつ にきびにし 我れは思はず 草枕 旅をよろしと 思ひつつ 君はあるらむと あそそには かつは知れども しかすがに 黙もえあらねば 我が背子が 行きのまにまに 追はむとは 千たび思へど たわや女の 我が身にしあれば 道守の
問はむ答を 言ひやらむ すべを知らにと 立ちてつまづく |
F
J |
巻6-1019 |
石上乙麻呂卿、土佐の国に配さゆる時の歌
石上 布留の命は たわや女の 惑ひによりて 馬じもの 綱取り付け 鹿じもの 弓矢囲みて 大君の 命畏み 天離る 鄙辺に罷る 古衣 真土山より 帰り来ぬかも |
E |
巻7-1192 |
白栲に にほふ真土の 山川に 我が馬なづむ 家恋ふらしも |
A |
巻9-1680 |
あさもよし 紀伊へ行く君が 真土山 越ゆらむ今日ぞ 雨な降りそね |
B
I |
巻12-3009 |
橡の 衣解き洗ひ 真土山
本つ人には なほしかずけり |
D |
巻12-3154 |
いで吾が駒 早く行きこそ 真土山
待つらむ妹を 行きて早見む |
C |