Life in the wood
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  L.L.Bean ラバー・モカシン  

 

L.L.Beanと言えば、ハンティングシューズにトートバッグ、そしてフィールドコートが三種の神器と、私なりに解釈している。
なかでもハンティングシューズ(ビーン・ブーツ)は、1912年、創始者レオン・レオンウッド・ビーンによって初めて紹介されたもので、アッパーに使用した高品質のフルグレイン・レザーが雨や雪をはじき、チェーン・パターンの溝が入った丈夫なゴム製のボトムは優れたグリップ力を発揮するとして、地元メイン州のハンターたちに支持を受け、L.L.Bean社の歴史と共に歩んできた商品である。
ただ、この靴はくるぶしより下がゴムで包まれるブーツゆえ、湿度の高い日本では蒸れも気になり、購入には躊躇する。

そこで、私が20年以上も愛用しているのが「ラバー・モカシン」タイプのもので、上画像のものは数えて3代目。
見ての通り、フィールドを踏破するのには向いておらず、私は雨天用のブーツとして愛用している。
ここまではくと、靴底のチェーン・パターンも消えうせ、実際、濡れたタイルの上などは滑りやすい。
したがって、人にお薦めできるものでもないが、チノパンやジーンズにもよくフィットし、足元の様子がすこぶるいいんだなあ。
トートバックを片手にしている姿ちらほらと見かけるが、この靴をはきこなしている女性は、(それも)20年前に一度見かけただけで、その後私の周りには出現していない。
その筋のおしゃれな方に、久しぶりにお会いしたいものです。