Life in the wood
                          くりんとの森の生活

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   フィールドノート
 

 アウトドアでのメモ帳に何を使っていますか。私がたどり着いたのは、コクヨの測量野帳。測量業務に従事する人のために開発されたノートで、コクヨの製図用品につけられる「セ」の品番がプロ仕様を物語っている。1959年発売というロングセラーゆえ、長い愛用歴やオリジナルな使い方をされている方などその道の猛者が多い野帳でもある。
 定番は、深緑の固い表紙のもので、外寸は95×165×6mm、中の罫線によってレベル(水準測量用)、トランシット(トランシット測量用)、スケッチ(3mm方眼)の3種類がある。野外で立ったままメモするのにこの固い表紙が重宝するというのだが、私の場合、胸ポケットのあるシャツをあまり着用せず、もっぱらズボンの後ポケットに手帳をつっこんでおく。そうすると、この場合の固い表紙のものはかえって使いにくい。
 さて、このシリーズには、中紙に樹脂ベースの合成紙を使用した耐水性のものがあり、登山や水辺の探索、雪山などよりラフな屋外でも気にせず使える。しかも、表紙は柔らかな樹脂性のもので、ズボンの後ポケットに入れたまま座ってもかさばらない。ただ、水性ボールペンなどは不向きなので、私はもっぱら油性の3色ボールペンを使用している。耐水紙にもたいがい油性インクはのっかってくれるし、2〜3色使い分けたいのが大きな理由だ。ここはボールペンも加圧式のものといきたいところだが、多色式のものはないため2〜3本持つことになるのは面倒である。久しく加圧式多色ボールペンが登場することを願っている。

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