友人から「バースデー・ランタン」の存在を教わった。
コールマンのランタンの底に、製造年月が刻印されている。
それを利用して、自分や家族の誕生年月のランタンをゲットしようというのだ。
もちろん中古品ということになるのだが、これがけっこうネット上に出回っている。
知る人ぞ知るオールド・コールマンの市場なのだ。
私自身、すでにコールマンのランタンとEPIのガスランタンを持っているので、キャンプでは十分用を足りているが、友人が見せてくれた赤くクラッシクなスタイルのランタンに一目ぼれをしてしまった。
これは200Aというモデルで、1952〜80年の間に製造され、通称「赤ランタン」とも呼ばれている。
これ以降はグリーンモデルとなるわけだが、構造は50年前から現在に至るまで大きく変わっておらず、メインテナンスをすれば半世紀前のものでも十分使える。
今、私の目の前には200Aのバースデー・モデルが鎮座している。
別の友人から、藤原鎌足のこんな万葉集を紹介してもらった。
「われはもや 安見児得たり みな人の 得難にすとふ 安見児得たり」
この日の私にぴったりの歌である。 |