まつぼっくりもどんぐり同様、多種多様である。狭義には、マツ科マツ属の球果のようなものをさし、アカマツやクロマツのものは里山や公園などによく落ちているのを見かける。また、外国産だがドイツトウヒのまつぼっくりも面白い形状である。同じマツ科でもモミ属のものは、種子を放出するときに鱗片がバラバラになるため、松かさの姿で地面に落ちていることは少ない。したがって、球体として使うには不向きである。
クラフト材として、マツ科マツ属にこだわる必要はないので、例えばコウヤマキものやスギ、ヒノキ、メタセコイアなどのものも、小さいなり用途が広がりそうだ。
ここでは、人形の手足に2.6mmのアルミ針金を使った。手の甲はまつぼっくりの鱗片である。 |