さて、肝心の味の方だが、結論から言えば、意外や意外、「シカとイノシシ」ハンバーグに軍配が上がる。双方の肉の鮮度や部位にもよるだろうが、味付けは塩だけだったので、「シカとイノシシ」のほうに肉そのものの旨みが感じられた。「牛と豚」の方は、スーパーで買った合挽き肉だったので、もともとまずかったのかも。(笑)
また、食べ終わった後、ドングリ特有の味覚が舌に残るのだが、これが縄文人気分を感じさせてくれる。オニグルミの実を入れたのは大正解で、クルミの油脂分とサクサクとした食感が、やみつきになりそう。台所で調理したとは言え、縄文人が手に入れえた食材と加熱方法だから、縄文人もけっこう美味しいものを食べていたんだなあ
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※FENEK(三推社/講談社)2006年3月号&11月号に、このページの調理内容が取材記事として掲載されました。 |