Life in the wood
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  フライ・フィッシャーマン特製「岩魚のムニエル」  

 岩魚の塩焼きについては、「黒部・平ノ小屋の秘伝」を紹介したが、ここにもう1つ、お薦めの岩魚料理がある。今回はムニエルで、アマゴをはじめ、淡白な サケ科の川魚に向いている。ちなみに、この調理法は、『フライフィッシング教書』(シェリダン・アンダーソン著)に紹介されていたものである。

1.クリーニング
 魚のワタを取り、水できれいに洗ってから、ふきん等で腹の中もきれいに水気をふき取る。このとき、腹の中の背骨についた血糊(肝臓の部分)も、爪等できれいに取っておくこと。
2.塩・コショウ
 軽く塩・コショウをする。好みで、メースやセージなどのスパイスやハーブなどを。
3.トッピングの下ごしらえ
 フライパンにバターとオリーブ・オイルを半々にしき、油がパン粉にしみてキツネ色になるまで、弱火でパン粉をこんがり焼く。パン粉は、食パンから自家製したものの方が、ずっと味がいい。
4.魚をフライパンで焦がす
 魚の両面に、軽く小麦粉をまぶす。バターとオリーブ・オイル半々を、魚が完全におさまるフライパンにしき、中火で両面を焦がす。
5.オーブンで焼く
 前もって温めておいたオーブンを中火にセット。オーブン用の鉄皿に魚を移し、焼いておいたパン粉を魚にたっぷりのせてその上に生アーモンドのスライスをかける。オーブンで20〜30分こんがり焼く。魚の大きさによって、焼き上がり時間はちがってくるが、アーモンドが焼けてキツネ色になったらOK。
6.食べる
 アサツキのみじんを薬味に、レモン又はすだちをしぼっていただこう。

 20cmそこそこの岩魚でも、あなたの食卓のメイン・ディッシュを飾ること間違いなし。 海の魚なら、スズキがこの調理方法にむいている。#3のところで、バター及びオリーブ・オイルをケチらぬことがコツですぞ。