Life in the wood
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  ダッチ・オーブン料理 (帆立貝のピラフ)  

 ダッチオーブンのレシピが、スーパーの雑誌コーナーで売っている時代になってきた。これもアウトドアブームのあらわれだろうが、驚くばかりである。私も何冊か持っているが、なかでも気に入っているのが、2年前(2000年7〜8月)にNHK教育TVで放送された『趣味悠々/親子で楽しむアウトドア・クッキング』のテキスト本。モデルの木村東吉氏が講師となって、自慢のアウトドア料理術を紹介しているものである。木村東吉氏といえば、かつて“MEN’S CLUB”という雑誌でよく拝見し、服装の着こなしをを導いていただいた方だが、久しぶりにTVでお見かけし、今度はアウトドア料理を教えていただくことになった。実は、このテキスト本の料理をほとんど試してみたのだが、どれもなかなかの秀作で、そのうちいくつかはホーム・パーティーでも使わせていただいている。
 今回は、ダッチオーブンを使った帆立貝のピラフ 。野趣にあふれて焦げ目まで美味しい。

【材料】 (4人分)

○帆立貝柱 (適量だが、小なら10個以上はほしい)
○米 (2合)
○たまねぎ (1個)
○ベーコン (50g)
○にんにく (1かけ)
○水 (450ml)
○バター (適量)
○コンソメスープの素 (大さじ1)
○塩、コショウ

【調理の仕方】
@オーブンの鍋に適量のバターを落として帆立貝柱を焼き、塩・コショウを加える。両面に焦げ目がついたら一端別の容器に移しておく。(鍋の蓋で焼いてもよい。)
Aさらにバターを溶かして、ベーコンとにんにくのみじん切り、そしてたまねぎのみじん切りを炒める。
B米2合にバターを加え、米が透き通るぐらいまで炒めたら、水、コンソメスープの素を入れる。水は、具がひたひたにつかるまでを目安とし、沸騰したら焼いておいた貝柱を入れ蓋を閉める。



Cあとは飯ごうでご飯を炊くのと同じ要領で、鍋と蓋の隙間から湯気がたたなく
なったら火から下ろして出来上がり。以上、仕込みを除いて約1時間余り。
  

 ところで、今、ダッチオーブンを使うときの火種に試行錯誤している。もともとは、焚き火の時にできた 「炭火」を用いたようで、その雰囲気を楽しんで庭で焚き火といきたいところだが、毎回となるとけっこう面倒である。そこで、次は用意に手に入る「木炭」が最初に思いついたが、これは、着火に時間がかかり、途中で火が消えやすいという欠点 がある。また、バーベキュー用に販売されている「チャコール・ブリックス(キャプテン・スタッグ社) 」というのも試してみたが、着火

 

は容易であっても、火力が圧倒的に弱い。 ならば、なつかしい「豆炭」をと試みた。形がそろっていて火力調整が計算できる利点はあるものの、木炭より火力が弱く、まったく物足りない。

 実は、もう一つ探している火種がある。アメリカなどで、ダッチオーブンやバーベキューなどに用いられている「チャコール・ブリケット」という商品。着火は容易で、火力は強く、豆炭のような形をしていていて火力も計算できるという代物。 以前、アラスカをキャンプした時にも、この固形燃料でわらじのようなステーキを焼いたのだが、その時は、マッチ一本で着火できるところに感激した。
 これが見つかればすべてを解決してくれるはずなのだが、今はネット通販の時代。なんとインターネットで見つけることができた。
先の「チャコール・ブリックス 」と名前がまぎらわしいが、中身も製造元も全く異なる。(左画像)これを手に入れたからには、ダッヂ・オーブン料理 の味に、言い訳ができなくなったぞ。