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クロマツ (黒松)

マツ科マツ属

 

×1.0
金剛山麓(2010/JUL)

 

×0.6
金剛山麓(2010/JUL)

 

  球果は5〜8p。アカマツの球果よりひとまわり大きい。春に花を咲かせる風媒花で、秋の乾燥した晴天時に松かさを開いて種子を飛ばす。
  アカマツ同様、1ヵ所から2枚出ている二葉松で、厳密にはこの1セットは枝とされている。

 
 

 奈良公園(2006/OCT)

 

奈良公園(2006/OCT)

 

奈良公園(2006/OCT)

   

金剛山麓(2009/NOV)

   

  常緑高木。アカマツが山地に多いのに対して、海岸沿いの岩場に自生しているのはクロマツである。潮風に強いため海岸地域の防風林として植栽され、「三保の松原」「虹ノ松原」「天橋立」などの美林が有名である。また、日本庭園を象徴する庭木として人気が高く、その分布域は人為的広がりを見せてきた。ここ奈良公園のものも 、いつしかの植栽であろろうが、その後の自然発芽もあり大木も多い。
 本・四・九