「ヨーロッパナラ」という言い方以外に「イングリッシュオーク」という呼称もある。日本国内では、植物園などで植栽されているほか、2002年の日英グリーン同盟という植樹活動で47都道府県計200ヶ所にイングリッシュオークの苗木が植えられたそうである。樹齢4〜5年の苗木だったそうなので、すでにどんぐりを落とす親木になっているものもある。植樹先は、以下のページで知ることができる。
http://www.musasabijournal.justhpbs.jp/ga-what-is-ga.html
オークの木のどんぐりはイングランドの伝統的なシンボルで、英ウィリアム王子妃キャサリンの独身時代の紋章として、3つのどんぐりが描かれたものを記憶している方もおられるだろう。
英語で“common
oak”と呼ばれるように、ヨーロッパ全土及びイギリス、トルコなどに見られる最もポピュラーなどんぐりの木のようである。ちなみに、英語の“oak”はブナ科の樹木を総称しており、日本のように落葉樹である「ナラ(楢)」と常緑樹である「カシ(樫)」といった区別する呼称はない。 |