奈良県のどんぐりスポット
どんぐりの木のその自生地に赴くことは、あくまでも私の目標であって、どんぐり拾いに興じる子どもたちに強いるものではありません。むしろ、公園や雑木林はどんぐりとの初めての出会いの場。 植物園へ行けば、外国のどんぐりにさえ出会うこともできます。そこで、奈良県を中心とした、どんぐりの収穫場所と時期を、私のフィル―ド・ノートから抜き出してみました。
(橿原神宮)
●代表的な樹種 〇比較的多い樹種 △確認できた樹種
※ 上記の中には、「国立公園特別保護区」や「国の天然記念物」に指定されている地域もあり、植物 の採取が制限されています。そうしたところでは、デジカメ等に撮りためて持ち帰るようにしましょう。
収穫時期を示した図表は、その年の気候、その木の個性、標高など様々な要因が影響しますので、あまり意味がないかもしれませんが、ナラ類からカシ類へ移っていく様は読み取ってもらえるでしょうか。なかでもアラカシは 、1月下旬に大収穫をしたことがあり、最も遅くまでどんぐりを提供してくれます。縄文人にとっては厳冬前の貴重な食料だったかもしれません。