ウラジロガシ (裏白樫)
ブナ科アカガシ属
春日大社(2007/NOV)
伯母峰(2011/OCT)
春日大社(2011/NOV)
大神神社(2017/DEC)
高円山(2018/OCT)
銚子川(2021/NOV)
春日大社(2007/SEP)
2年成。堅果は長細くコナラに似ているものからひし形のウバメガシそっくりのもの、またまん丸いものまで形は多様である。 ただ、いずれも殻斗は、小さく浅いコーン型でリング状の縞模様がある。はずれやすくてなかなか堅果とセット拾うことができない。 常緑高木。名前通り葉の裏が白く、縁は波打っている。 どんぐりより、むしろ葉で同定するのが確かである。 ウラジロガシの葉を刻んで天日で乾燥させたものは、古来より「体の石を追い出す」と言われ、胆石や腎石など結石症に効能のある民間薬でも知られている。
春日山(2005/OCT)
葛城山(2007/SEP)
上北山村(2005/NOV)
紀伊半島では標高400〜700m付近に自生するので、平野部ではあまり見られないが、春日大社周辺や春日山原始林では大木も育っている。木肌にも堅果にも特徴が少なく見分けにくい樹種だが、やはり常緑で一番個性的な葉の裏が同定に役立つ。 本・四・九・沖