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ウバメガシ (姥目樫)

ブナ科コナラ属

 

 

大塔町猿谷(2007/NOV)

大塔町猿谷(2007/NOV)

大塔町猿谷(2007/NOV)

   

金剛山麓(2010/NOV)

金剛山麓(2010/NOV)

チリメンガシ/大阪府立大(2016/JUN)

   

大塔町猿谷(2007/NOV)

チリメンガシ/大阪府立大(2016/JUN)

 

  2年成で殻斗はうろこ状。堅果のへそが極めて小さく、殻斗は逆円錐形で浅くすぐ脱げ落ちる。堅果の柱頭のまわりに白いマフラーを巻いている。
 常緑高木。葉はブナ科では最も小さく、周辺が裏側に副っている。 葉の形が馬の目に似ているからか、奈良県南部では「バベ(馬目)」と呼ばれている。

 

和歌山県白浜町(2007/AUG)

 

果無峠(2004/JUN)

 

果無峠(2004/JUN)

 

 金剛山麓(2009/NOV)

 

チリメンガシ/大阪府立大(2016/JUN)

 
 

チリメンガシ/大阪府立大(2016/JUN)

 

チリメンガシ/大阪府立大(2016/JUN)

   

 元来、海岸の岩場や沿海の山地に自生するもので、和歌山県の沿岸部では高木にならず、岩場を這うように生息している。奈良県南部では熊野川沿いの本流・支流に自生地を遡上させているが、崖や岩場の劣悪な条件のところにしがみつくように生えている。したがって、植栽されたものを除けば、奈良盆地内での自生は見られないはずである。
 刈り込みに強いため、庭木や生垣にもよく使われ、住宅地や路側帯といったところでも出くわす。成長が遅く年輪が緻密であるためか、良質な炭がとれ、有名な紀州備長炭はこのウバメガシを材としている。
 大阪府立大学のキャンパスに、「チリメンガシ」という聞き慣れないカシを伝え聞いた。実際に行ってみると、ウバメガシのことである。ただ、葉は細長く表面は縮れた感じになっているが、どんぐりの形状はウバメガシそのものである。突然変異のものが珍重され、園芸種として広まっているのだろうか。
 本(神奈川県以西)・四・九・沖