ブナ科シイノキ属 |
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金剛山麓(2007/NOV) |
金剛山麓(2007/NOV) |
金剛山麓(2007/NOV) |
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2年成で、殻斗がどんぐり全体を包んでいるが熟すと3〜4裂する。どんぐりの中では一番小さく丸いので「円らな椎=ツブラジイ」、または「小椎=コジイ」とも言う。ただ、春日山原生林で拾ったツブラジイはとても大きかった。
奈良県内ではシイの実といえばツブラジイの方を指すことが多く、戦前生まれの方は、小さい頃よく食べたと懐かしんで話をしてくれる。もちろん生食でき美味しい。 |
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橿原神宮(2007/OCT) |
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常緑高木。
葉の裏は白褐色で、慣れてくれば樹上を見上げた時に識別できる。 |
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金剛山麓(2004/MAY) |
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金剛山麓(2009/NOV) |
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金剛山麓(2004/MAY) |
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金剛山麓(2004/MAY) |
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金剛山麓(2005/SEP) |
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金剛山麓(2004/MAY) |
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金剛山麓(2015/JUN) |
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照葉樹林帯の代表的な構成樹で、神域として比較的人の手を拒んできた神社や寺院の社そうに自生したツブラジイの大木に出会うと、かつての極相の一端をうかがい知ることができる。スダジイは福島県以西に分布するのに対し、ツブラジイは関東以南とやや暖地を好む。また、西日本では海岸部にスダジイ、内陸部にコジイが分布する傾向があり、奈良県内で見られる自生種の大半はツブラジイ(コジイ)の方である。十津川村の二津野ダム湖や小森ダム下流の熊野川河岸には、開花期になると見事なシイの群落を見ることができる。
初夏には、まるで紅葉したかのように森の一部をまっ黄色に彩り、クリの花に似た匂いを放つ虫媒花。
かつて岐阜城のあった金華山には、ツブラジイやアラカシの照葉樹が多く、ツブラジイの花が咲くと山全体が黄色く見え金色に輝いて見えることから、その名の由来となったとされている。
本(関東地方以西)・四・九 |
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