ブナ科コナラ属 |
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2年成。堅果だけだとクヌギとの区別がつか
ず、ずんぐりした饅頭型から細長いものまで個体差も大きい。あえて違いを探せば、アベマキの場合、柱頭や花被のある首部分(※上図矢印)がクヌギに比べて
太く大きいところが目安となる。ちなみに、上画像の万博公園採取のものは、首周辺がへこんでいるため、小さく写っている。 |
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馬見丘陵公園(2009/NOV) |
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馬見丘陵公園(2009/NOV) |
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葉もクヌギやクリとよく似るが、アベマキの葉裏は星状毛が密集していて白く、縁には棘がある。クヌギの葉裏は緑色である。 |
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馬見丘陵公園(2009/NOV) |
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馬見丘陵公園(2009/NOV) |
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馬見丘陵公園(2009/NOV) |

南国栖(2006/FEB) |
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南国栖(2006/OCT) |
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落葉高木。「雑木林には東日本のクヌギに対して西日本のアベマキ」と紹介する図鑑もあるが、私の周辺(吉野川流域)はクヌギばかりで、ずいぶん長い間アベマキの存在を知らなかった。県内を探し回ると、生駒山地や矢田丘陵などに多く、馬見丘陵公園にも見られた。
樹皮はクヌギによく似ているが、クヌギに比べてコルク層が明らかに厚く、指で押すと弾力性がある。かつては、このコルク層を採るためにも栽培されたらしい。
本・四・九 |
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