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アベマキ (d)

ブナ科コナラ属

   

387j  

生駒山地(2007/OCT)

生駒山地(2007/OCT)

生駒山地(2007/OCT)

   

馬見丘陵公園(2011/OCT)

馬見丘陵公園(2011/OCT)

万博公園(2010/OCT)

馬見丘陵公園(2011/OCT)

馬見丘陵公園(2011/OCT)

万博公園(2010/OCT)

   

  2年成。堅果だけだとクヌギとの区別がつか ず、ずんぐりした饅頭型から細長いものまで個体差も大きい。あえて違いを探せば、アベマキの場合、柱頭や花被のある首部分(※上図矢印)がクヌギに比べて 太く大きいところが目安となる。ちなみに、上画像の万博公園採取のものは、首周辺がへこんでいるため、小さく写っている。

馬見丘陵公園(2009/NOV)

馬見丘陵公園(2009/NOV)

 

  葉もクヌギやクリとよく似るが、アベマキの葉裏は星状毛が密集していて白く、縁には棘がある。クヌギの葉裏は緑色である。

 
 

 馬見丘陵公園(2009/NOV)

 

馬見丘陵公園(2009/NOV)

 

馬見丘陵公園(2009/NOV)


南国栖(2006/FEB)

 


南国栖(2006/OCT)

 落葉高木。「雑木林には東日本のクヌギに対して西日本のアベマキ」と紹介する図鑑もあるが、私の周辺(吉野川流域)はクヌギばかりで、ずいぶん長い間アベマキの存在を知らなかった。県内を探し回ると、生駒山地や矢田丘陵などに多く、馬見丘陵公園にも見られた。
 樹皮はクヌギによく似ているが、クヌギに比べてコルク層が明らかに厚く、指で押すと弾力性がある。かつては、このコルク層を採るためにも栽培されたらしい。
 本・四・九