野鳥を撮影するために、スコープとデジカメを組み合わせた「デジスコ」という方法がある。
基本的には、野鳥を追いかけるのだが、未だお目当ての野鳥にふられっぱなしの私が、もう一つのターゲットを見つけた。
それは月や惑星の観測。
私のスコープは20倍で、月を観測するのにちょうどいいが、木星の縞模様や土星の輪まではとらえることができない。
しかし、デジカメの光学3倍ズームを使えば、20×3倍=60倍という計算になる。
実際には、デジカメの液晶モニターで見ることになるため、クリアな姿は写真に撮った後のお楽しみということになる。
さて、この場合、デジカメの方にいくつかの条件が必要となってくる。
@スコープとデジカメを固定するのにアダプターが必要であるが、その際、レンズ枠にほられているコンバータ用の溝を利用するため、そうした構造のデジカメで
なければならない。(適合機種は、メーカーHP等で確認を。)
A次に、デジカメに、長時間露出撮影(BULB)の機能が付いていること。
天体撮影の場合、光が弱いため、少し長めにレンズを開放させておく必要がある。
一眼レフのカメラでは一般的な機能だが、コンパクトデジカメの場合、先の機能はないことが多い。
ただし、満月の撮影の場合は、必要ないかもしれない。)
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