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野鳥一期一会

 
         
         

アトリ科の太い嘴の秘密にシメしめ 

スズメ目アトリ科

金剛山麓(2013.3.2.)

 アトリ科の鳥はどうして嘴が太く短いのだろう。山地でカラ類やヒタキ類を観察することの多い私にとっては、太り気味で短く太い嘴の容姿にどうも人見知りをしてしまう。シメの場合、ムクノキ、エノキ、カエデ、シデなどの種子を主食とし、果肉の部分は摂取せず、もっぱら太い嘴で硬い種子を割って中身を食べるという。どうやら太い嘴は、そのためにとても威力を発揮するようだ.試しに、庭先にインコ用の餌をおいてみると、やがてシメがやって来るようになった。シメシメ。。

 アトリ科の中でもとりわけずんぐりと太い。
 北海道以北で繁殖し、秋冬には日本全土の落葉広葉樹の林に渡来する。