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草食系男子と「熱中時間」

 近頃は、「草食系男子」と「肉食系男子」という言葉で世の男子を色分けするらしいが、少し前の「オタク」という言葉も近似語だろうか。
 一般には知る人の少ないツノゼミや冬虫夏草に熱中しているとか、海岸に漂着する物を拾い集めている人。また、あやとりに熱中している人や輪ゴム銃、ペン回し、はたまたマンホールに熱中している人など、人前で話すには少々はばかれるような奇趣味の持ち主を、私の場合、「草食系男子」という言葉に重ねてしまう。そして、そうした熱中人にスポットをあてたのがNHKの「熱中時間〜忙中“趣味”あり〜」という番組。この番組によって、何かしらの勇気を抱いた草食男子も多いのではないだろうか。

○ガチャガチャ熱中人○縄文時代熱中人○換気扇熱中人○マンガ間取り熱中人○たい焼き魚拓熱中人○トイレットペーパー収集熱中人○やまびこ熱中人○送電線鉄塔○低山登山熱中人○バッティングセンター熱中人○スコップ三味線熱中人○つり革熱中人○地下鉄の階段熱中人○やまびこ熱中人

 番組ホームページより一例を抜粋してみたが、世の中にたった一人の熱中人と奇異な目見られようともであっても、極めれば第一人者、TV番組によって時の人となりうるんだと思わず膝をたたく。小市民 な私などは、だれから言われたわけでもないのに、自分の興味や行動にもこれまでずいぶん自己規制をかけてきたように思う。これだと思ったら生半可な気持ちではなく、回り省みないほどの熱意と行動力も必要だ。そして、その成果を何かしらの方法で世に問うことも。オタクで終わるのか、それとも「熱中人」という学位まで取得するのか、「草食系男子」といえども男たる本懐を遂げたところである。


by くりんと