Guitar Case 56

back!  menu!  next! トップへ!

アイビーよ永遠なれ

   

1960年代、米国東部の名門私大生(アイビーリーガー)のファッションであるアイビールックが流行し、VANのブランドものを着こなして銀座に集まる若者たちは「みゆき族」とも呼ばれた。
そのヴァンジャケットを1955年に設立し、国内初のアメリカンフットボールチームを作るなど若者のライフスタイルや文化に大きな影響を与え、「メンズファッションの神様」とも言われた石津謙介氏が、93歳(2005年5月24日)で亡くなった。
ヴァンジャケットは拡大路線がたたって78年に倒産するが、氏は服飾評論やファッションプロデューサーとして、その後も活動していた。

私は、80年代に到来した第2次アイビーブームの世代。
漫才ブームで一世風靡したザ・ぼんちの二人をはじめ、MEN'S CLUBやPOPEYといったファッション雑誌も、こぞってアイビーファッションに火を付けた。
そうした中で、石津謙介氏の存在を知り、くろすとしゆき氏や小林泰彦氏の服飾評論を読みあさっては、キャンパスを闊歩していた自分を懐かしむ。
ヴァンジャケットは倒産してなかったが、その頃心斎橋と神戸にVANブランドのお店も復活した。
私はJ.PRESSやBROOK'S BROTHERS、L.L.Bean派で、今でもボタンダウンにチノパン、3釦段返りのジャケットは定番のコスチューム。
学生時代に染み込んだアイビールックは、何十年たっても支配し続けている。
というわけで、私にとっても石津氏は神様であった。

ちなみに武勇伝になりますが、私、MEN'S CLUB(247)の『街のアイビーリーガー』にも掲載された、筋金入りであります。

by くりんと