Guitar Case 51

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2004年流行語大賞

   

2004年の流行語大賞(『現代用語の基礎知識』編)は、 以下の通りに発表された。
私的には、流行語大賞くらい、ライブドアの堀江社長にあげたいが、小学生から大人までの幅広いうけ方でいうと、「チョー気持ちいい」になるんだろう。

流行語 発信者
大賞 チョー気持ちいい アテネオリンピック水泳代表選手 北島康介
トップテン 気合だー! アニマル浜口
サプライズ 自由民主党幹事長 武部勤
自己責任 該当者なし
新規参入 ライブドア社長 堀江貴文
セカチュー 作家 片山恭一
中二階 参議院議員 山本一太
って言うじゃない… ○○斬り! …残念!! 波田陽区
負け犬 酒井順子
冬ソナ チュサン役 萩原聖人/ユジン役 田中美里

年齢層の幅広い支持なら、ギター侍も負けてはいなかったろうに、相手は金メダリストだから、残念!
昨年は、同じお笑い系で、テツ&トモの「なんでだろう〜」がトップテンに入っていたが、この手のギター等を使った漫談・世相風刺は、けっこう伝統がある。

私の中(記憶)では、
吾妻ひな子の“おんな放談”(三味線片手に、「ハハッ〜、ノンキだねえ〜」とノンキ節)
牧伸二の“ウクレレ漫談”(ウクレレ片手に「ああ〜いやんなっちゃった、ああ〜ああ〜おどろいた」)
堺すすむの「なぁ〜んでかフラメンコ(フラメンコギターのリズムで「なぁ〜んでか、それはねえ〜」
テツ&トモの“なんでだろう〜”(「なんでだろう、なんでだろう、なんでだ、なんでだろう〜」)
波田陽区の“ギター侍”(「って言うじゃない」「… ○○斬り!」「 …残念!」)
と流れてくるがどうだろう。

これらの芸風は、庶民の側に立った世相風刺・権力風刺を身上とし、江戸時代以来の川柳や狂歌にも通ずる奥深さがあるはずだが、吾妻ひな子や牧伸二はともかく、堺すすむ以降は、ナンセンス・ネタに終始し、「ハチの一刺し」はもはや消えうせている。
そこへ来て、今年にわかにブレイクした“ギター侍”。
風貌は、幕末の人斬り以蔵か(坂本竜馬はたやすく人を斬らない)、黒澤映画の三船敏郎演じる『用心棒』を思わせるような着流しで、刺客の雰囲気をけっこう出している。(正解!)
なら、少しは志を持って、ちょっとは骨のあるやつの命をねらいに行くのかと思えば、(TVで見る限り)舞台の上の芸能人ばかり。
しかも、最後には、斬った方への罪滅ぼしなのかどうか?、自らの切腹でステージ上のオチとする。
私にとっては、「残念!」 。
せめて、ネタだけでも、小泉さんやブッシュさんを斬るくらいの、気骨がほしかった。
もちろん、競争の厳しい芸能界で、ここまでのしあがってくる術として、かのネタに行き着いたのだから、「エンタの神様」の前ではNo.1。
(応援として)NHK紅白出場のお墨付きも得たのだから、芸人としては絶好調の1年。
しかし、「これから仇討ちの刺客たちが待っている、恐ろしき芸能界」、って言うじゃな〜い!

by くりんと