Guitar Case 32

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大きな古時計♪

平井堅の『大きな古時計』が、ヒットチャートの1位をキープしている。(2002年9月末現在)
プロのミュージシャンが、スタンダード曲をカバーしているケースは多いが、この『大きな古時計』を聴いて目からうろこ、余興という域を超え、このたび、この曲によって平井堅の魅力を知ることとなった。
島谷ひとみが、ヴィレッジ・シンガーズの『亜麻色の髪の乙女』を歌ってヒットした例も記憶に新しい。
あと、がらっと肌色は変わり、上々颱風が『Let It Be』や『My Girl』のカバーでライブを盛り上げたり、おおたか静流の『ゴンドラの唄』に心奪われたりと、カバー曲にも捨てがたい魅力がある。

だれもが耳に焼き付いているその曲のアレンジやリズムを拭い去り、スタンダード・ナンバーを自分のものとして演じるには、かなりの力(編曲力・演奏力・歌唱力・キャラクター等)が必要と思われる。
しかし、カバー曲によって、素材曲の認知度を利用しながら、そのアーティストの才能や指向がよりよく表現される機会とするならば、例えばライブなどでは、オリジナル曲一辺倒にこだわる必要はない。
メガ・ヒット(代表曲)が1曲でもあれば、勝手知らない土地のライブでも、ある種の満腹感を置いて帰ることができるが、そうでない場合、カバー曲によってライブを組み立てていくのも1つの手法である。
実際、上々颱風のライブでは、聴衆の距離感をしばし保つのに、また、ここでのせたいという時に、先の曲などが使われている。
私自身、木村充揮の歌う『君といつまでも』を聴きたいがために、憂歌団(現在、活動休止中)のライブに何度足を運んだことだろう。

ここだけの話だが、私、越地吹雪のちょっとしたファン。
このたび、『ラスト・ダンスを私に』(原曲は、The Driftersの"Save the last dance for me")のカバーで、一山あてようと密かにもくろんでいる。
一座のみなさん、い・か・が...?

by くりんと