Guitar Case 28

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三味線と三線とカンカラ三線

これまで、三味線、フラットマンドリン、バンジョー、ウクレレと様々な弦楽器を手にとり、ステージでの演奏を試みてきたが、いずれもわがバンドの顔となりうる楽器には至っていない。
私の演奏の稚拙さに、まず原因を求めるところなのだが、おかげで我が家は弦楽器ケースであふれている。

さて、三線を手にして一月あまり。
このたびは、思いのほか練習熱心な私がいる。
楽器というのは、いつでも手に届くところにあって、毎日手にするのが上達への近道なのだが、私の場合、真新しい楽器ゆえケースにしまいこみ、そこからの出し入れがわずらわしくて徐々に遠ざかっていくという不精を繰り返してきた。
三線の場合も、相変わらず大事に大事に取り扱いハードケースの中なのだが、手元には例のカンカラ三線がある。
(ここが、今までのパターンとは違うところ。)
こちらは、掃除機にぶつかろうが、子どもが興味を示そうが、一向にお構いなし。
音量も適度で、気がつけば手にして「ハイサイおじさん」のさわりを弾いている。
そのうち本物のサウンドを奏でたくなり、三線を手にするという好循環。

また、三味線に比べて、三線の演奏のたやすさも幸いしている。
(その1)
三線は、三味線に比べて棹が短く、また、三味線のようなハイ・ポジションでの演奏が少ない。
ツボが4〜5つの範囲内で、たいがい弾ける。
(その2)
三味線は銀杏型のバチで弾くのに対し、三線はそれ用の独特なピックがあるが、最近多用されているギター・ピックだとさらに弾きやすい。
三味線のバチの扱いは、かなりの鍛錬が必要。

三線には、『工工四』という独特の楽譜があるが、これに慣れるにはけっこう時間がかかりそうである。
私は、三味線の時に用いた3弦のTAB(タブラチャー)という楽譜に書き直している。
喜納昌永・喜納昌吉監修の『喜納流・三線教本(初級編)』という教則本もお薦めである。

というわけで、三線が一座のステージに上るには今少しの時間が必要だが、「下を向いて歩こう」というそれ向けの歌は、既に作曲済みである。

by くりんと