Guitar Case 17

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ジョージ・ハリスンの“Octpus' Garden”

ジョン・レノンについで、また1つ、ビートルズの灯火が消えた。
これで、ビートルズの復活などという私の妄想は、完全に吹き飛ばされた。
例にもれず、この機に、ジョージ・ハリスンを偲んでビートルズを聴く。
“Here Comes The Sun”が一番のお気に入りであるが、彼のヴォーカルより、むしろギターに哀愁が漂う。 


彼のエピソードで言うと、Let It Be の映画を撮影している頃、ジョンとポールの不仲が決定的となり、それでもアルバム“Abbey Road”や“Let It Be”の完成にこぎつけたのは、リンゴやジョージの存在であったという。
Let It Be の映画の中で、2人の不仲をよそに、リンゴの“Octpus' Garden”の曲作りを、ジョージがピアノのそばで手伝っているシーンが大好きだ。
ジョージのアレンジによって完成したとも言えるこの“Octpus' Garden”の中の、ジョージが弾いているテレキャスター、今となってはその音色が大いに泣かせてくれる。
逆に、先の“Here Comes The Sun”では、リンゴが一生懸命のドラムをつけている。
そんなシチュエイションを一方的に想定しながら、ビートルズの人間味を楽しんでいる。

ビートルズでしか、彼を語れないことを、私自身恥ずかしく思うが、ビートルズが単なるアイドル・グループでなく、哲学を語り始めたのは、ジョージの影響によるところが大きいと思う。
彼の遺骨は、生前の希望に添って、ガンジス川に流された。
インド哲学に傾倒した彼の生き方は、最後まで本物だった。

by くりんと