Guitar Case 16

back!  menu!  next! トップへ!

ジョン・レノン・ミュージアム

昨年(2000年10月)オープンした、さいたま市にある「ジョン・レノン・ミュージアム」( http://www.taisei.co.jp/museum/ )を訪れた。
ジョンの生涯をたどるように、テーマごとに分かれた9つのゾーン(部屋)を順にくぐりぬけて行く設定で、ジョンゆかりの楽器・衣装・ビデオなど、オノ・ヨーコ氏所蔵のメモラビリアを中心に約130点が展示されている。
ジョン最愛のオノ・ヨーコ氏の正式な許諾を受けたということで、コンセプトや展示品そのもは確かなミュージアムとふんだ、のだが・・・・・。

さすがヨーコ氏ならではと思われるジョンの作詞原稿や愛用のギターの前には、一人二人と釘付けになっている風景も見られたのだが、残念ながら、今の私にはさ


ジョンのダコタハウスの一部を再現(ゾーン9)

ほど興味がない。
それでも、何に出会えるんだろうか、また、1500円という高い入館料の分はと、目を凝らし進んで行った。
一人ひとり感じ方は違うのかもしれないが、ジョン・レノンという存在が、博物館入りすることによって、過去の存在に、しかも神様に祭り上げられてしまっているようで、徐々に複雑な気分になってきた。
少なくとも、私にとって、彼は今も生きている存在だ。
ジョンと対話するには、彼愛用のギターでも、Tシャツでもない。
「ジョンの歌こそが、ジョンなんだ」とそのうち悟るようになった。

博物館なら、彼が多く残している絵画やイラストといった美術作品の展示があってもいいかなと思ったが、それらはあまり見られなかった。
9つのゾーンをまわり終えた最後の部屋に、彼の語録集をプリントした、天井までとどくような大きなボードがあリ、椅子も添えてあった。
私がこのミュージアムで、最も気に入ったコーナーである。
それらのメッセージは、ミュージアム・ショップで詩集としても販売されている。
最後に、その一節を紹介しよう。

by くりんと 
 

人生ってきついよね 食ってかなきゃならないし 気配りもしなきゃならないし 人を愛さなきゃいけないし
一人前にならなきゃいけない すごくタイヘンだよ ときどきメゲそうになるよ

年をとるってのもいいもんさ  疑問に思っていたことが 
だんだんわかってくるんだよ

ぼくといっしょに年をとってくれ ふたりいっしょなら 
どんな運命でも乗り越えられる ふたりの愛はホンモノだから

みんな不思議そうにきいてくる ハデに成功したころがなつかしくないのか?って みんなわかってないな
ぼくはもうノセられないよ なにが大切かわかったんだ

そんなにガンバらなくていいんだよ たまには息ぬきが必要さ 
人生はかけぬけるもんじゃないんだ

ぼくがこれまでどうやってきたかおしえられるけど 
きみがこれからどうするかは 自分で考えなきゃ

by John Lennon