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Guitar Case 97

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高級腕時計

 私の周りに高級腕時計を身につけている人が何人かいることを、最近、教えられた。そういうものは、社長さんか資産家、あるいは成金のもつものと思っており、私自身全く興味がなかった。したがって、目に入っていても、それが100万円もするロレックスという認識がなかった。
 趣味・嗜好の世界だから、何にどれだけのお金をつぎ込もうが、他人がとやかく言うことではないので、ここで話を終わりにすればよい。私自身も、ロレックスを買えるだけのお金をはたいて、近く丸太小屋を作ろうとしているのだから。

 しかし、私と住む世界は同じはずなのに、ずいぶんと価値観の異なる人たちのことを、もう少しだけ知りたくなった。実は、先の人たちはいずれもサラリーマンで年齢も20代〜50

代、決して高級取りではない。(夫婦共に正社員で稼いで
いるところは私と異なるかな。)しかも、彼らは1つ持って満足するどころか、2個目、3個目を収集する傾向があるようだ。そのうち一人は、夫婦それぞれがBMWも所有している。一流の腕時計に、一流の車、おそらく他にも一流と呼ばれるものを身近におき親しんでいることだろう。
 高度経済成長期に「いつかはクラウン」というCMコピーが流布されたが、そうした一流品に手が届くようになってみると、ステップアップしてきたこれまでの己の足跡を重ね、ある種の高揚感があるのかもしれない。自分へのご褒美が、他者へのさりげないアピール、そして、さらなるステップアップへの活力となるのだろう。

 このように考えてみると共感できる。若い頃とった私の行動のなかにも、いくつか思い当たる節がある。でも、もはやトロフィー集めに興味はないかな。人生のなかの感動や達成感という足跡の残し方は、別に見つけている。もちろんお金はかからない方法で。

by くりんと