Guitar Case 5

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70・80年代のバンドが続々と再結成、そんな中

世紀末・ミレニアム・新世紀という節目が、おじさんたちを勢いづかせているのか、かつて70〜80年代をリードしたバンドがあいついで再結成している。
私もかすっている世代なので、少しは気になって復活ライブなるものをテレビで見る。
メンバーが再び集う場面を一目見たさに、また、その頃の自分が懐かしくて、ついその手の再結成ライブを見てしまうんだなあ。
この手の番組、1曲か2曲を歌うまではいいんだが、そこからはたいがい飽きてくる。
再結成したという話題性に引っぱられただけで、音楽的には何も新しいプレゼントはないわけだ。
後は、ワイドショー感覚で、アリスの矢沢透などは、今何をしてるのだろうと勘ぐるぐらいである。

そんな中、BSでやっていた南こうせつ・伊勢正三・山田パンダ3人の”かぐや姫”再結成ライブは、ある種の元気をもらった。
前2人は、今も一線で活躍するミュージシャンだが、「ぼくの胸でお休み」を作った山田パンダさんは、ブラウン管からは御無沙汰である。
番組によると、音楽への未練を断ち(?)、現在保育園の保父さんをしているらしい。
そうした場で、第2の生きがいを見いだしたかに見えるパンダさんは、突然の誘いに、十数年ぶり、あのウッド・ベースを取り出し、舞台に立った。
その後、3人での復活ライブを何度か共演しているようだが、この日のライブからも、うれしくうれしくてたまらない彼の興奮が伝わってくる。
十数年のブランクもあってか、決してプロ(上手)とは言えない歌声だが、音楽を、バンドを、かつての仲間ともう一度やれる喜びをかみ締めながら刻む彼のリズムや笑顔はこちらまで幸せにしてくれた。

「バンドでやる音楽というのは、これだな!」
詞で、メロディーで、人を幸せにすることができれば本望だが、楽器で、声で、それも持ち合わせていないのなら、笑顔で、生き方で人を楽しませるということも、そうしたミュージシャンもOKじゃないか。
それには、プロも素人もない。
あらためて音楽をやるエネルギーが、じわじわと湧いてきた。
そこらへんの高校生には負けへんぞ!

by くりんと