Guitar Case 1

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Jリーグに学べ、地域密着型のミュージシャン

近頃、CDショップへ行っても、聴きたいなあと思うアルバムやアーティストが見当たらない。
マスメディアを通じて流れてくる曲は、どれも似たようなリズムで新鮮さがないし、私のハートを突き刺すほどの歌詞も見当たらない。
歳のせいだろうか。
あまりに買いたいCDがなく、かと言ってドライブ中、音楽なしでは寂しいし、結局、古いフォーク歌手のベスト版なんかに手を出してしまう。
「そうそう、最近では白井貴子の“Living”が久々のヒットだったなあ!」

「こうなったら、聴きたい曲は自分で作るしかない!」と音楽の自給自足生活を続けて久しくなるが、それでも、時には都会の垢抜けた音楽も聴きたくもなる。

わが国の2倍の人口、25倍の面積をもつアメリカでは、マイケル・ジャクソンやマライア・キャリーなど全土的・世界的にメジャーなミュージシャンが多くいるが、かたや、各地方・都市にもそれぞれ固有のミュージシャンが存在し、需要と供給のバランスが成り立っていると聞いた。
いわゆる、ミュージシャンのフランチャイズ制とでも言えるだろうか、アメリカのメジャーリーグやわが国のJリーグに見うけられるそれのミュージシャン版である。

私どもも、下手なバンドをやって10年。
それでもけっこう、需要というものはあるもので、自給自足に閉じこもることなく、貴重な供給の機会を与えていただいている。
そうした奈良県南部の音楽市場の中で、我がバンドは、地域密着型のミュージシャンに、その存在意義を見出した。
価値観がますます多様化していく21世紀。
商業主義にはびこる音楽もいいけれど、その土地固有の音楽というのもいかがですか。

by くりんと